南高医師会は、長崎県の南東部に位置する島原半島にある雲仙市と南島原市の2市を管轄する医師会です。
南島原市は有明海に面し、農業漁業を主産業とした人口46,000人を擁する温暖な気候の住みやすい街で、世界遺産に登録された『長崎の教会群とキリスト教関連遺産』に含まれる島原の乱で有名な原城跡があり、また世界ジオパークにも認定されています。
雲仙市は島原半島の出入り口から扇形に広がり、農業漁業のほか温泉観光を主産業としています。人口は44,000人、橘湾や有明海を望む美しい海岸線や、雲仙地獄といった雄大な自然環境を有しており、日本最初の国立公園である雲仙天草国立公園では四季の彩を味わうことができます。雲仙温泉や小浜温泉といった湯量豊富な温泉も有しており、大きな魅力となっています。
南高医師会は、2019年4月現在、60の医療機関があり、勤務医、開業医を含め126名の医師が加入し、事業内容は休日診療、各種予防接種、特定健診、各種がん検診、学校検診、乳児健診など多岐にわたっています。
当医師会の会員は日々の診療に追われる毎日でありますが、進み続ける医学に取り残されないよう各専門領域の講師を招いて研修会を開催し、日々の診療に役立てています。また、各病院、各診療所間の病診連携を強化し、得意な分野を拡大し、質の高い医療をより多くの市民に提供できるよう働きかけていきます。
現在医師会として行っている、地域包括支援センター、在宅医療・介護部門の諸事業を維持し、行政をはじめ多職種との連携を強化し、住民サービスに取り組んでいきたいと思います。
皆様のご協力をお願いするとともに、市民の期待に応えられる医師会を目指して参りたいと思います。
南高医師会会長
馬場 惠介